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The Wilton

村上敷物株式会社
〒590-0132
大阪府堺市南区
原山台5丁17番7号

TEL.072-297-0161

イギリス伝統のWilton織り

ウィルトン(Wilton)織とは18世紀初頭、イギリスのウィルトシャー州ウィルトンで生まれたカーペットのこと。
産業革命以降の蒸気機関の発達により、ウィルトン織は一世を風靡しました。日本でも明治後期から昭和にかけて業界標準として広く用いられたカーペット製造法でした。

しかし、第二次世界大戦後の技術革新とともに、アメリカでタフテッド製法(「織る」のではなく「刺す」製法)が開発されると、一気に効率化、省力化、高速化が進みます。

今では、タフテッドカーペットが大量生産されるカーペットの代名詞になり、ウィルトン織は高級品として限られた需要を満たす存在となってしまいました。

タフテッドカーペットに比べ、ウィルトン織カーペットは品質の点ではるかに優位なのですが、手間やコストなど生産効率の点で劣るため、今では日本でウィルトン織機を持ち、ウィルトン織を手がける会社は数社となってしまい、熟練した織り職工も数少なくなってしまっています。

村上のThe Wilton

かつて「緞通」「織じゅうたん」工業の一大集積地出会った、大阪南部・堺。
そこに本社を置く村上敷物は、今でもウィルトン織にこだわり続ける会社です。

村上敷物はいずれ大量生産、効率化のみのタフテッドカーペットには飽きが来ること、モノの本質を見分けることのできる消費者の出現によって、ウィルトン織の良さが見直される日が来ると信じ、ウィルトン織機を動かし続けてきました。

村上のウィルトン織カーペットは、国会議事堂の赤絨毯、一流シティホテルのロビー、新幹線のグリーン車、あるいは高級ブランドの自動車のフロアマットなど、聞けば誰もが知っている場所で使われています。

「村上のThe Wilton」はその卓越した品質を知る施主や依頼主によって認められた、隠れたる名品なのです。